この度は書籍『40歳からの予防医学』をご購入頂き誠にありがとうございます。
この本では私がかねてから伝えたかった、中高年に必須の医学知識をまとめ、すぐにでも有効活用できるように考えてまとめました。
いかがだったでしょうか?忌憚なきご意見・ご感想お待ちしております。
このページは、書籍を購入して下さったお礼の意味も兼ねて
・書籍にはおさめられなかった医学知識の補完
・書籍の内容をよりかみ砕いたYouTubeの動画リスト
・書籍の知識を「知った」だけではなく「実践する」ための「やることリスト100」
といった内容をまとめております。
書籍と併せて活用する事でより実生活で予防医学の知識を役立てる事ができるように作成しましたので、是非活用してください!
また、参考文献はリンクよりご確認下さい。
下記、今回書籍を作成するにあたって参考にさせて頂いた書籍やWebサイトです。
併せてご覧頂く事でより深い知識を獲得できると思います。
【参考にさせて頂いた書籍・Webサイト】
United States Preventive Services Taskforce
Accelerating Cancer Immunotherapy Research
英語サイトですが、アメリカの予防医学専門委員会等の発信内容を確認する事ができます。
アプリもありますので是非そちらも利用してみて下さい。
Riklog: 科学に基づく健康・医療・予防
ハーバード大学で予防医療の研究をされている先生のブログです。
食事や生活習慣について物凄く濃い情報を発信されています。
引用されている論文をいつも拝読させてもらっています。
厚生労働省 統計情報・白書
日本の統計情報を確認したい場合はこちらからどうぞ。
反田 篤志ら, あめいろぐ予防医学, 丸善出版
米国で予防医学を実践されている先生の本です。
少し古めで、医療者向けですがとても読みやすく、一般の方にもおすすめです。
佐々木敏,佐々木敏の栄養データはこう読む! ,女子栄養大学出版部
日本の栄養疫学と呼ばれる、栄養の大家である佐々木先生の著書です。
栄養に関する情報についての捉え方を学ぶ事ができます。
伊藤 貞嘉 ・佐々木 敏,日本人の食事摂取基準〈2020年版〉,第一出版
日本人にとって必要な栄養、不足しがちな栄養についてまとめられた本です。
栄養士さん向けですが、一般の方にとっても関心の強い方には参考になる部分は多いかと思います。
ご購入者様特典①『40歳からの予防医学』特典動画
今回の書籍執筆にあたって、
・医学情報の取り扱いで気を付けた事
・論文の選び方
・「やることリスト100」の使い方
・皆様へのメッセージ
など、本の裏側や、少し深堀りした内容を特典動画にまとめました。
少し難しい話も含まれていますが、アニメーションでわかりやすく解説しているので、書籍を一読されてから是非視聴してみて下さい。
ご購入者様特典②YouTubeの「本の内容補完動画」
私の運営しているYouTubeチャンネル『予防医学ch』の中で、本の内容と照らし合わせて、
・さらにかみ砕いて解説した動画
・書籍の中で解説しきれなかった内容にかかわる動画
など、是非見て欲しい動画をビックアップして章ごとにまとめておきます。
文章だけでは理解しきれなかった内容や、違う角度から見てみたい内容の所の動画を併せて見てみて下さい。
※今後YouTubeの更新に合わせて動画のリストも増やしていく予定です。
第2章 血液、尿、臓器のサインを見逃すな!
・高血圧
勿論高血圧は未然に下げておくに越した事はない訳なんですが、高血圧を放置したらどうなるのか。。一度動画で確認しておいて下さい。
・糖尿病
糖尿病は「結局、血糖値が高いと何がいけないの?」と考えてしまい油断しやすい病気です。血糖値が高い状態が続くとこうなります。。
・脂質異常症
コレステロールに関しては書籍の中でしっかり説明しておりますが、違う角度から学びたい人は動画の方もご覧ください。
第3章 がんの予防・早期発見に効く新常識
・大腸がん
大腸がん検診の一つの選択肢である「大腸カメラ」。受けた事のない人のためにどのような検査なのか解説しました。
・前立腺がん
前立腺がん検診である「PSA」、少し難しい話だと思うので動画の方も併せて理解を深めておいて下さい。
第4章 健康寿命を延ばす 最強の食事術
・高血圧を下げる食事
書籍でも紹介しているように、食事と生活習慣病は1対1対応ではありませんが、この動画では高血圧に関連したデータがある食べ物について解説しています。
・尿酸値を上げる食事
尿酸値を上げる「プリン体」が多く含まれている食べ物は、皆さんのイメージと異なる事があります。尿酸値が上がるのは食事の影響だけではありませんが、普段から高い人はやはり意識しておくべきでしょう。
第5章 病気を遠ざける 科学的な生活習慣
・運動習慣
YouTubeのコンテンツ用にかなりくだけた表現を使用しておりますが、内容はどれも科学的な論文に裏付けされた、必ず実践して欲しいといっても過言ではない内容ばかりです。
・骨を強くする習慣
兎にも角にも中高年は「骨粗しょう症」は意識して下さい。油断するとすぐ骨が脆くなります。ビタミンDに関する知識も身に着けておきましょう。
第6章 太く長く生きるためのメンタルケア
・自律神経
エビデンスベースの話ではありませんが、本でも解説した「こころ」のストレスと「からだ」のストレスを分離して考える、というのはメンタルの予防に非常に重要な考え方です。
しっかり感覚として落とし込んでおいて下さい。
番外編:『病院に行くべき症状』シリーズ
書籍では紹介できなかった病気の『病院に行くべき症状』に関連した動画もまとめておきます。
・脳梗塞
脳梗塞の治療は「時間」が命であり、症状についての知識を必ず持っておくべき病気です。部位によって多彩な症状が出現しますが、メジャーなものは押さえておきましょう。
・大動脈解離
「大動脈解離」という病気はあまり聞きなれないかもしれませんが、文字通り命に関わる非常に恐ろしい疾患です。
症状にものすごく特徴がある訳ではありませんが、特に高血圧の方は確認しておいて下さい。
ご購入者様特典③『40歳からの予防医学 やることリスト100』
一つ皆様にどうしても聞いてほしいお願いとして、絶対に本を読んだだけで満足せず、何か一つでも良いので実際の生活に取り入れてみて欲しいです。
実践しないと「健康寿命を延ばす」という目的が果たせません。
とはいえ、なかなか生活習慣は一朝一夕に変えられないのも事実。
そこで、皆さんが少しでも実践しやすいように、『40歳からの予防医学 やることリスト100』という表を作りました。 (こちらからダウンロードできます )
リストの使い方は特典動画でも紹介しておりますが、とにかくできるだけ高得点を目指してみて下さい。
部分的には個人差がある事もありますが、基本的にはこのリストに載っている方法は是非実践して欲しいものばかりです。
一度印刷して、チェックをつけてみて下さい。
良ければご家族皆さんでやってみましょう。
得点の低い人は、自分の生活習慣がいかに誤った選択の連続か実感できる、良い機会になるかもしれません。
最後に
この度は、『40歳からの予防医学』を購入頂き、本当に有難うございました。
医学の知識は日進月歩で進歩していくものです。
ただ少なくとも、現状の健康寿命を延ばす為の手段はある程度決まっており、多くはありません。
書籍を読んで頂いた皆様ならしっかり学びきれる分量だとも感じています。
私は今後も皆様が健康な人生の折り返しを過ごせるように色々な形で発信していきますので、是非予防医学に少しでも興味を持って頂き、正しい選択をしていってもらいたいと思っています。
何かご意見・ご感想などございましたらいつでもお待ちしております。
現在オンライン診療に完全対応したクリニック「ウチカラクリニック」でもご相談を承っておりますので、もし日頃からのお体のお悩みがある方はそちらでご相談下さい。(2022年6月開業予定)
(当メディア予防医学大辞典も現在はウチカラクリニック内にお引越しいたしました。)
それでは、皆様が後悔の無い人生を過ごせる事を心よりお祈り申し上げております。